いつもありがとうございます。
スパークモデルからローラ T600 ルマン 1981 No.18 が初モデル化されました!
このモデルを心待ちにしていた買取館の宮坂店長から熱いインプレションが
届きましたのブログで紹介させていただきます。
https://romu-romu.com/SHOP/S8600.html
1970年代後半、主要ワークスが撤退して人気低迷の耐久レースを再び盛り上げるため、
FIAとアメリカのIMSAはかつてのポルシェ917やフェラーリ512などの黄金時代の復活を
狙って、当時のロンドーやWMなどのクーペタイプのルマンプロトタイプをベースとした
グループC/IMSA-GTP規定による耐久選手権を発表しました。
それに呼応する形で新型プロトタイプカーを発表したのが、当時の2大量産
レーシングカーメーカーであったマーチとローラで、マーチはその後日産や
BMWに利用されるマシンのベースとなるマーチ81Gを、そしてローラが主に
IMSAや欧州のプライベーター向けを想定して発表したのが今回モデル化された
T600でした。
ローラのエリック・ブロードレイと空力スペシャリストマックス・サルドゥによって
設計されたT600は後のジャガーなどにも通じる後輪を覆うスパッツ、
エアトンネルを持つアンダーカウルなどによるコンセプトで翌年以降の
グループCマシンの雛形となる美しいデザインとなりました。
私も当時のオートスポーツ誌でローラT600が発表されたのを見て、
新しい車といえばランチアベータくらいで935や10年ものの古い908が勝ってしまう
惨状だったWECがこれからとても楽しいものになる予感でわくわくしたのを
よくおぼえています。
81年ルマン初登場となった今回モデル化されたローラT600は耐久性を重視して
ややアンダーパワーの3.3リッターのコスワースDFLエンジンを積んで出走、
元F1ドライバーのガイ・エドワーズとエミリオ・デ・ビロッタの二人、
スペインのベテラン、ファン・フェルナンデスのトリオのドライブで始まったレースは、
大変な猛暑で出走55台中37台がリタイアするという過酷さの中、新車ゆえの
マイナートラブルに悩まされながらも15位完走を果たしたのでした。
翌年のグループCによるルマンではローラは新型のT610を投入したためT600の
ルマン出走は81年の一度だけになりましたが、同年のアメリカのIMSAシリーズでは
シボレー5リッターエンジンを積んだT600がブライアン・レッドマンのドライブで
シーズン5勝の大活躍でチャンピオンとなり、T600のポテンシャルの高さを
証明したのでした。
グループCヒストリーとしては永らく欠けていたピースがようやく埋まる形となった
今回のモデル化、ぜひコレクションに加えてみてください。
